こんにちは。風船使いたけむぅ～です。

新型コロナウィルスの影響で、私の住む兵庫県も先日緊急事態宣言が発令されました。

世界的に緊張が高まる中で、今、様々なメディアから注目を集めている”妖怪”がいます。

その妖怪の名前は”アマビエ様”といいます。

今回は各メディアでご紹介していただいた私の”アマビエ様”に関する取り組みと、アマビエ様とはいったいどういう存在なのかということについてご紹介していきたいと思います。

目次

• ○  神戸新聞,読売新聞で私のアマビエチャレンジが紹介されました
• ・アマビエってなんですか？
• ・アマビエチャレンジってなぁに？
• ○  来恋夢神社にアマビエ作品を奉納したその理由とは？
• ・先が見えない中で閃いた”文殊の知恵”
• ・自分だけが大変なわけじゃない＃STAYHOME
• ○  アマビエ様の豆知識
• ○  まとめ

神戸新聞,読売新聞で私のアマビエチャレンジが紹介されました

今回、三和商店街（尼崎市）の中にある”来恋夢神社”という貴布禰神社の祈祷を受けた神社に、当社の登録アーティストである”絵描きの”ねこちゃん”と一緒に、アマビエにまつわる作品を奉納したニュースが神戸新聞、読売新聞などで取り上げられ話題となりました。

アマビエってなんですか？

アマビエとは熊本県に江戸時代から伝えられている妖怪の名前です。
半人半魚の光輝く姿で海の中から現れ、豊作や疫病などの予言をすると伝えられています。
大きな特徴は、長い髪、ひし形の目、鱗の体に3本の足というところです。

江戸時代の瓦版に次のような伝承がのことっています。

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《 原 文 》　文字は当時の字体（旧字体は原文ママ、崩し字は新字体に変換）。約物は現代の補足。
肥後国海中え毎夜光物出る。所の役人行見るに、づの如く者現す。私は海中に住、アマビヱと申す者也。當年より六ヶ 年の間諸国豊作也。併し、病流行、早々私写し人々に見せくれと申て、海中へ入けり。右写し役人より江戸え申来る写也。 弘化三年四月中旬
wikipediaより引用
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つまり、アマビエの姿を絵に描いて誰かに見せると疫病から身を守ってくれるというご利益があるというわけで、妖怪というよりもどちらかというと神様的な存在です。

https://www.asahi.com/articles/ASN4B463JN48OIPE028.html

アマビエチャレンジってなぁに？

アマビエチャレンジとは、Twitterで話題になった”ハッシュタグ”です。コロナ終息を願い、皆でアマビエをモチーフとした作品を創作して見せ合うというものです。

当ブログを読んでいる方の中で、Twitterをされていないかたも少なくないと思いますので簡単に説明いたしますと、ハッシュタグとはつまりキーワードのようなものです。
それを検索したり、コメントからクリックしたりすると関連の投稿に絞って表示することができます。このキーワードを沢山使う人がいると”トレンド”とよばれるところに表示されるのですが、これを”トレンド入り”と言います。

トレンド入りしたものは、皆が注目しているということなので自分の作品も見てもらいやすくなります。私はこの”アマビエチャレンジ”のことを知り、今回の奉納を思いつきました。

来恋夢神社にアマビエ作品を奉納したその理由とは？

なぜ、来恋夢神社にアマビエを奉納することになったのかというと、もともと2月末ごろに新型コロナが流行し始め、全国各地で卒業式や入学式が中止になるというニュースが報道されていたころに遡ります。

私の友人が、子どもが通う小学校も卒業式が中止になったと落ち込んでいたのを見て、これは自分が風船で何かできることはないだろうかと考え、”もしも卒業式や入学式が中止になった場合は、終息後に、また再開して記念撮影ができるように特別なバルーンアートを寄贈します”と、地元に呼びかけていました。その時、ツイスターズ2019やみんなのサマーセミナーで知り合った三和商店街の鶴留副理事長から連絡があり、ぜひ一緒に何かしようとFacebookでお声かけ頂きました。

幸いにも尼崎市は卒業式は中止とならずに済んだのですが流行は広がる一方となり、私が予定していた4月のイベント依頼は全てキャンセル。全く先が見えない状況になってしまいました。

先が見えない中で閃いた”文殊の知恵”

その後、鶴留副理事長らとお互いの現状を報告しあいました。

この状況で何かできることはないかという相談をしました。世の中がどんより暗い中、ストレスで鬱になる人もいるという話も聞き、何か心が明るくなることができたらいいけど、いつ終息するかもわからないしどうしたら良いか…と悩みました。

そこで猫ちゃんから”アマビエチャレンジ”の存在をしり、私はこの企画を思いつきます。

”生活必需品を買いに来てくれた親子が少しでも明るい気持ちになってもらいたい。そして、自宅でも楽しんでもらえるエンターテイメントを提供しよう。しかもそれが無病息災祈願になるなら最高じゃないか。”

そんな風に考えて、私はバルーンアートでアイキャッチになる作品を、ねこちゃんはオリジナルの絵で塗り絵を制作し、地元の憩いの場所として知られている”来恋夢神社”に奉納することで、新型コロナ終息の祈りを込めた企画の実施を決意しました。
＃STAYHOMEの促進にもなる素晴らしい考えがひらめいたと我ながらワクワクしました。

自分だけが大変なわけじゃない＃STAYHOME

そして、実施したところ、明るい話題を探し求めていた様々なメディアの方に取材していただくことになり、Yahoo!ニュースやLINEニュースの神戸版のTOPに掲載されるなどいっきに話題となりました。

”前向きな形で＃STAYHOMEが呼びかけられたら”いうことはいつも考えていたので、それが形となって広がり、クリエイター冥利に尽きるという感覚です。

自分だけが大変なわけじゃない。こんな時だからこそ社会に貢献することで、バルーンアートの魅力とアーティストの存在意義を沢山の人に感じて頂けたらと思います。

アマビエ様の豆知識

ちなみに、アマビエ様をアマエビ様だと思っている人は少なくありません。
私も最初そう思いました(笑)
アマビコという同じような妖怪がおり、そちらと同一ではないかという説もあります。
やまびこじゃないですよ(笑)

今まで知らなかったという方も多いのですが、実は”水木しげる先生”の作品にも登場している妖怪で、アニメ版”ゲゲゲの鬼太郎”の第5期にも登場しています。
また週刊少年ジャンプで連載され、アニメ化もした”地獄先生ぬ～べ～”にも登場しており、メジャーではないにせよ、そこそこ有名な妖怪のようです。

吉報と凶報のどちらも同時に表す妖怪であることから、時には悪い妖怪のように描かれることもあるようですが、基本的には神様に近い良い妖怪とされているそうです。皆様知っていましたか？

まとめ

ということで今回のブログは以上となります。
残念ながら今年のゴールデンウィークはどこにも行けそうにありませんが、そんなことをいって嘆いても仕方ありません。気持ちを切り替えて今できることを精一杯やりながら過ごしていきたいと思います。

”自粛させられている”と考えると精神衛生上よくなさそうなので、今回のような企画を考えたり、他にもオンラインを使った映像やサービスの展開を行ったり。終息後を考えて、これまで時間が無くて手が付けられなかったものに思い切って手を付けてみるなど、色々とチャレンジしていこうと思っています。

皆さんもぜひ感染しないように、また感染を拡大させないように楽しくお家で過ごしていただければと思います。皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

それではまた、お会いしましょう。さようなら～