イベントでバルーンアートを効果的に活用するための4つのコツとは?
2020/04/20
目次
- ○ 単純なバルーンアート配りではもう集客が殆どできない
- ○ 現場に適したパフォーマー・アーティストに依頼しよう
- ・沢山の人がくるイベントで盛り上げを重視したい場合
- ・特別なお客様にご満足いただきたい場合
- ○ プロに頼むのとアマチュアに頼むのでは具体的に何が違うのか?
- ・問われる現場対応力=コミュニケーション能力
- ○ 販促イベントで一番大切なのはチームワーク
- ○ まとめ
単純なバルーンアート配りではもう集客が殆どできない
細長い風船を使って大道芸人が犬やウサギ剣をつくってプレゼントしてくれる。
日本の多くの方が、バルーンアートと聞くとまずはじめにその光景を思い浮かべます。
その光景をみて「うわーすごーい」なんていう反応が返ってきたのは、正直言って私が風船を始めた10年前のお話です。小さな子どもさんがいる方ならば、ショッピングモールにいくと必ずと言っていいほど風船を配る人がいて、アンケートに答えるとキャラクターの絵を描いたバルーンアートをプレゼントしてくれるという光景をよく目にしませんか。また、YouTubeを検索すれば色んな作り方動画が公開されており、ネット通販でプロが使う風船も簡単に手に入りますよね。
昔は”風船をひねる”というだけでも超能力者や魔法使いのように扱われたものですが、今となっては犬や剣なんてもう見飽きたというか、誰でもできるってことが割と広まっちゃってますよね。つまり、もう単純なバルーンアートをただ作って配っただけでは集客はほとんどできないということです。
何ならアンケートを書かされたり長時間並んだりして、せっかくもらったのにすぐに割れてしまったり、子どもが飽きて荷物になったり、嫌な思い出があってもう貰わないでおこうと逃げていくお客様すらいる始末。
しかし、このような状況の中でも正しくバルーンアートを活用すれば集客することが可能です。実際にこのまえショッピングモール内の計5カ所で風船が配られておりましたが、私の場所だけが集客に成功していました。どうしてそのようなことが可能だったのかということを今回はご紹介させて頂きたいと思います。
現場に適したパフォーマー・アーティストに依頼しよう
前回のブログ(http://ur2.link/WVLZ)にも記載しましたが、バルーンアーティストにはそれぞれの得意分野があります。例えば、関西では丸い風船を使った装飾を専門にしている人の殆どが、細長い風船の取り扱いに長けていません。ですから、そういう方に実演配布をお願いしてもあまり効果は出ないと言えます。また、バルーンアートができるだけの趣味のパフォーマーでは集客に繋がりません。
では、どのような場合、どのような人に頼めばいいのか?ということをお伝えさせて頂きます。
沢山の人がくるイベントで盛り上げを重視したい場合
細長い風船の取り扱いに特化している方は基本的に人前で作ることを前提として活動していることが多いので、実演配布を希望する場合は細長い風船を専門とした人に依頼しましょう。
その中でもプロのバルーンパフォーマー、大道芸人やマジシャン、クラウン(ピエロ)さんは魅せ方はとても上手です。ですから、コミュニケーションをとりながら上手にお客様を楽しませてくださいます。しかし、作品のクオリティはそこまで高くないことが多いです。時間を決めて、練り歩きながら周囲の人たちに風船を配り歩くようなにぎやかしに適しています。
特別なお客様にご満足いただきたい場合
会員様・お得意様等の特別なお客様にご満足頂きたい場合は、クオリティの高い作品を作ることができ、尚且つコミュニケーション能力の高い職人系のアーティスト(希少種)が適しています。
どこかにブースを作り、そこでお連れのお子様からその場でリクエスト頂き、即興でその作品を作るというようなことも可能です。まるで飴細工や似顔絵のように、お客様一人ひとりとしっかりコミュニケーションをとりながら作るので非常に特別感があります。見たことの無い作品が飛び出すので、対応人数は少ないですがお客様の満足度は高くなります。
プロに頼むのとアマチュアに頼むのでは具体的に何が違うのか?
プロとアマチュアに頼むのでは、具体的に何が違うのかという事について説明します。
最も違うのは”制作にかかる時間=対応人数”です。
例えば、私がプードル1匹を作るのには大体30秒以内ですが普通は2分弱くらいです。これは1時間で私が120個の風船を作ることができたとしたら、アマチュアの方ですと30個程度しか作れないことになります(実際にはリクエストを聞いたりするのでもっと少ないですが)
同じ時間稼働したときの効果が3倍。例えば私の報酬が1日5万円だったとして、アマチュアの方が2万円だったとしたら・・・果たしてそれは本当に安いのでしょうか?費用対効果ではむしろ高くなってしまっている気がしますよね。
問われる現場対応力=コミュニケーション能力
しかしながら、風船が早く上手に作れること=プロということでもありません。一番大切なのはコミュニケーション能力や最低限の接遇・マナーについての知識があるかどうかというところも大切です。
実は、アーティスト・パフォーマーにとってこれがもっとも重要なところ。当日までの打ち合わせ、お客様の対応、そして何かあったときの報連相…これ、できてないと怖いですよね。いくら風船が上手くても、何かあったときのリスクで全ての効果が台無しになることだってあるかもしれませんよね。この業界にきてから、本当に色んな人がいることにびっくりすることが多々あります(ここでは怖くて書けませんけど)ので、ぜひ慎重に選んでいただきたいと思います。
販促イベントで一番大切なのはチームワーク
さて、私が一番得意とする販促イベントでのバルーンアート配布を、最も効果的に行う方法についてお伝えしたいと思います。もともと携帯会社のイベントディレクターをして、各店舗をイベントコンパニオンさんと共に飛び回ってた時の経験も踏まえてお伝えさせて頂きます。
販促・PRイベントで一番大切なのは何よりチームワークです。
例えば、私が風船を一生懸命作っている傍らで、ただそれを楽しそうにぼーっと眺めているスタッフの方がたまにいます。これでは風船や私のPRにしかなりませんよね(笑)
風船で沢山集客できたのに、ぜんぜん商品が売れてない!アンケートの数が全然足りてない!というのはとっても残念なことだと思いますし、私の仕事もなくなるのでやめてください(笑)
例えば、私が作品を見せて呼びかけたりしながらお客様をブースに誘引します。そうしましたら、リクエストに応えてバルーンの制作を始めます。その間、他のスタッフさんにはその保護者の方や並んでいる人たちに声をかけてコミュニケーションをとって欲しいです。
もちろん余裕があるときはお話しのなかで、アンケートへの誘導も呼びかけますけれども、貰ってすぐに帰ってしまうお客様も多いので、フォローしていただいたほうが成果がでるのは間違いない。
導線をしっかりと作っておいて、それを意識して全体が動けると最大限の効果を発揮することができますのでぜひ、参考にしていただければと思います。
まとめ
今回お伝えしてきたバルーンアートを効果的に活用するためのコツを以下にまとめると、
① イベントの趣旨や目的にに合った実施方法で行う。
② その方法を得意とするアーティスト・パフォーマーを選別する。
③ 費用対効果の高いプロに依頼する。
④ 販促イベントの現場ではチームワークが必要。
ということになります。
単純に風船を配ればお客様が勝手にやってくるっていうことはありません。しかし、やり方を工夫して、お客様のニーズにあった作品を提供すれば、お客様がどんどん集まってくるのは間違いありません。イベントでバルーンアートの活用を検討している方は、是非ともこのブログを参考にしていただければと思います。
ということで今回は以上となります。
またお会いしましょうさようなら~
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