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風船の全国大会ツイスターズ2019in関西を主催したときの話

風船の全国大会ツイスターズ2019in関西を主催したときの話

2020/05/07

こんにちは。風船使いたけむぅ~です。

今回は昨年に開催したバルーンアートの全国大会”ツイスターズ2019in関西”のお話をご紹介させていただきます。

コンテスト結果などは”こちら”からご覧いただけます。

目次

ツイスターズ2019in関西の開催概要について

まずはツイスターズ2019in関西とはどんなものだったのかをご紹介させていただきます。

いつどこで開催されたの?

ツイスターズ2019in関西は、2019年6月15日~16日の二日間で開催されました。
開催地は尼崎市にある、”尼崎市総合文化センター6・7階会議室”および”あましんアルカイックホールオクト・オクトミニ”です。13日には、ボランティアによる事前装飾が行われ、参加者への特別講座が行われるなど、前日も合わせると合計3日間。とにかく風船まみれになれる、バルーンアート好きにはたまらないイベントです。

”ツイスターズ”という大会は2004年から行われており、昨年は第16回目の開催という事になりました。ちなみに、第2回は大阪府豊中市で開催されており、関西にくるのは14年ぶりということになりました。

開催主旨について

ツイスターズ2019in関西の開催主旨は、”細長い風船を使った“バルーンアート”のコンベンションを実施することで、県下の人々が未知のアートに触れ、想像力を養い、すべての人々が様々な用途で活用できる非言語のコミュニケーションを知り、学ぶ機会を設けることで、多様な人々との交流を促進し、社会文化の発展に寄与する。”というのが行政などに提出している正式な文面になります。

平たくいえば、「バルーンアートを通じて、世界中がひとつになろう!」という事です(笑)

どんなことが行われているの?

ツイスターズで行われていることは主に、(1)ジャンルごとに行われるコンテスト(2)風船の作り方が学べる様々なワークショップ(3)作品展示(4)関連商品の物販(5)その他ミニゲーム等です。

毎年地域ごとにテーマが設けられ、そのテーマに沿って様々な形で運営されています。ですので、バルーンアートをする人が集まることだけに特化している年もあれば、一般の方も気軽に参加できるような年もあります。

ツイスターズ2019in関西は、世界で活躍するバルーンアーティストやバルーンパフォーマーたちが集結し、テレビやインターネットで話題になっているバルーンアートのドレスや巨大なオブジェ、精巧なフィギュア、楽しいパフォーマンスショー等が登場し、夢と感動の世界を繰り広げました。

また、実際にそのような技術を学ぶことができるワークショップが多数行われ、 さらには、これまでバルーンアートにあまり関心がなかったという一般の方々も、気軽に楽しんでいただけるイベントや企画ももりだくさん。 大人からお子様まで楽しめる内容で実施いたしました。

行政や公益団体、メディアも後援

ツイスターズは非営利のイベントです。ですから、今回県や市、夫々の教育委員会、商工会議所、地元ケーブルテレビのベイコムやラジオ関西、FMあまがさきなどの団体が後援してくださいました。そのおかげで、市内全域の小学校をはじめ3万枚のチラシが配布されました。そのおかげで延べ人数で約10,000人が参加するという本当に大規模なイベントとなりました。

3つの全国大会

実は、風船の全国大会は3つあります。Qualatexという海外メーカーが2年に一度行う大会が”QBAC”、エミリーズバルーンという会社がメインで運営している”JBANConvention”、そして、細長い風船をひねることが大好きな人が中心となりナランハという会社が主にバックアップしているのが”ツイスターズ”と呼ばれています。JBANやQBACがプロ中心のConventionであることに対し、ツイスターズはプロアマ問わず幅広い人たちが気軽に参加できることを最大の特色とした全国大会です。

感動した当日のできごと

ツイスターズ2019in関西で私がとても面白くて印象的だったことを書きます♪

巨大装飾が動き出す”バタフライ”制作の巨大ピエロ

最も記憶に残っているのはこの企画です。ミニホールの巨大装飾が、最終日に突然ミニホールで動き出すというものです。こちらを主導してくれたのは、tomoさんが率いる埼玉のバルーンサークル”バタフライ”です。また、この背景装飾を担当していただいた、ふーせん工房の夏目さんの装飾は本当に素晴らしかったと感じています。会場全ての人間の度肝を抜いた圧巻のパフォーマンスでした。

tomoさんが関西に来てくださったときに、こういうイメージのものを是非やって欲しいとお願いしたのですが、本当にイメージ通りで流石だと感じました。

常に満員御礼のJAMルーム

今回、様々な要望を受けて改善して実施したJAMルームは常に満員に近い状態でした。バルーンシュウさんが実施していただいたJAMイベントは大盛り上がりだったと聞いています。ツイスターズの目玉でもあるJAMルームが大盛況だったことは本当に良かったと思います。

一般来場者がいっぱいの”ガラガラ抽選会”

私は殆どの時間、受付で様々な管理や指示を出していましたが、本当にたくさんの一般来場者、とくに親子が参加してくれていました。スタンプラリーを周りながら色んな作品に触れ、最終的に楽しんでガラガラ抽選を楽しそうに回していく姿は、主催する立場としては本当に良かったと感じています。協賛で頂いた豪華な景品を嬉しそうに持って帰る来場者の姿は見ていて温かい気持ちになりました。

魔法少女バルーン・メグの壁画

なんとなくはるちゃんにキャラデザしていただいたことから始まった魔法少女バルーンメグですが、設定の四コマが結構面白くて楽しかったので愛着がありました。こちらもtomoさんが教室で壁画にしてくださったので、思い入れがある分感動的でした。

魔法少女は実は”関西のおばちゃん”という衝撃の設定

魔法少女バルーン・メグは、たこ焼きユニコーンによって魔法少女にしてもらった存在であるという衝撃の設定がおもしろかった。公式ホームページには、最後の結末が漫画で公開されているので是非見て欲しい。

地味に大変だったこと

地味に大変だった裏方のお話をします。

行政や教育委員会への後援申請

学校や施設などにチラシを配布してもらえるかどうか。
それは一般の方に参加してもらえるかどうかの重要なポイントです。これが本当に大変でした。

(1)バルーンアートがあまり知られていないこと。
(2)過去の申請書類が引き継がれていないこと。
(3)過去の会計報告がなぜか失われていたりすること。

私は2000文字程度の熱い想いを込めた作文を書いて何とか県の教育委員会の後援まで取り付けることができました。多分一生忘れない作業です。

各学校や施設へのチラシ配り

田舎の方はなにやらボックスに入れると勝手に送ってくれるそうですが、都会は学校が多いので自分で手配りしなければなりません。実際、3万枚のチラシの内1万枚はナランハさんが、2万枚は私と友人4人と、尼崎市内のバルーンサークルの方数名で配布いたしました。

各学校に必要な枚数を数えて仕分けして自転車で直接学校を訪問して配布という感じです。学校によってはクラスごとの枚数に分けて欲しいなどといわれることもあり、そうしないと配らないなんて言われた学校も1校だけありました。教育委員会も要望は出すけど、強制はできない(最近どっかできいたような話だ)ので、なんとか一校ずつお願いして回るという形で結構頑張ったんですよ(笑)

申込受付が一番大変

従来のやり方はナランハさんが用意してくれた入力フォームが実行委員会のメールに自動転送され、それを手入力するという方法で行われておりました。そのため、毎年受付で並びいきなり30分以上開催が遅れるということが恒常的に発生していたわけですが、2019年はGoogleフォームによる受付を採用しチケット発行を事前に行うということでそれを回避しようとしたわけです。
エクセルでマクロを組み、Googleスプレットシートに蓄積されたデータを底に張り付けてボタン一つでWEBチケットを発行して指定したアドレスに一括で送りつけるシステムを作りました。
これによりGoogleフォームのエラー等で参加者への多少の負担はあったものの、結果としてほとんど並ぶことなく予定通りに開会式を開催できるようになりました。

これらの管理は私と実行委員会ではない助っ人2名で受付開始から当日まで毎日行われており、開始当日は殆どねる間もない状態で管理しておりました。この時が正直一番大変だったと思います。

終わった後の各所への報告業務

報告書を書くまでがツイスターズです(笑)さっさと終わらせたかったので、事務局長の池田さんご協力のもと、7月くらいにはすべての報告を終わらせました。てか、後援に関する報告業務は終了後速やかに(大体2か月以内くらい)報告しないといけないんだけどなぁ…などと思いながら頑張りましたとも。

開催してよかったと思う事

こんな風に色々と大変だったツイスターズ2019の開催でしたが、開催から1年たった今になってよかったなぁと思えることを書きます。

新しい一般の参加者が沢山きてくれた

色々と大変だったわけですが、そんなことよりも今回初めてツイスターズに参加したという人が沢山いました。”一般の人でも参加できる”をとにかく強く協調していましたので効果を実感しています。

また、”親子で参加しやすい雰囲気”ということも意識して会場レイアウトや企画を考えていたのですが、当日沢山の子どもたちの笑顔があり、幅広い世代の人が楽しんでいる様子が見れたことは本当にうれしく思いました。これが一番良かったと思っている事です。

新しいことにチャレンジする機会が増えた

その次は、色々と新しいことを半ばやらされたおかげで色々と実績ができたことです(笑)
私は今まで、自分自身がいいと思っていて、お客さんがいいと思っていればそれでいいと思っていたのですが、実行委員長をやるなら肩書をつくっておけと言われたので、コンテストに出場してみました。結果、なんやかんや受賞することになって説得力もできたのでよかったと思います。

次は世界大会…とかはは全然考えてません。

新しい出会いが増え作品の幅が広がった

いろんな方に協力していただかないと実現できないことが多かったので、地方にも積極的に会いに行きました。そのおかげで、今までただ遠くから客観的に眺めているだけだった世界の人たちと直接かかわることが増えました。そうすることで、新しい価値観に触れ、自分のやりたいことも増えて、作品の幅が広がったと思っています。

実務経験がめちゃくちゃできた

通帳を作るための規約の作成、協賛依頼の文章やら後援申請やらチラシの制作、YOUTUBEへの動画配信その他うんぬんかんぬん。やり方は知ってるけど、あんまりやらないことを実践として色々と経験できたのは、かけがえのない財産となりました。

色んなつながりが増えた

色んな所にアプローチしていたので、つながりが増えたり絆が深まったりしました。業界内では色々と面倒なこともありましたが、結果としてはどう考えてもプラスになっていると思います。

さいごに

というわけで、よかったことも大変だったことも色々とあったツイスターズ2019ですが今となってはいい思い出です。来場していただいたみなさんはどうだったでしょうか?

楽しい思い出だったからもう一回やりたいか?といわれると、”二度とやりたくない”です(笑)当時志願したことを100,000,000%後悔しているので過去に戻れるならば全力で止めてやりたいと本気で思っています(笑)

しかしながら、それでもやってよかったと思えることは沢山あります。何より、新しい出会いが沢山あり、その人たちに支えられて今を生きているということも本当に実感しております。特に、ツイスターズがなければソシオを立ち上げることもなかったと思うので、みんなに出会えてよかったなぁと思うからツイスターズもやってよかったなと感じられます。

ツイスターズ2020は中止。そして、2021年は島根で開催へ

今年は新型コロナウイルスの影響もあり、また今年の責任者であるナランハの社員さんが体調不良のため中止となりました。2021年は島根で開催ということです。少し遠いと感じますがまた新しい物語が生まれるのを心から楽しみにしています。

私はやっぱりコンテストはあまり好きになれないですが、それでも、ツイスターズ2019の主催者として沢山の方々が笑顔になることを祈っています。

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