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次世代自動走行車のアート装飾を手掛けた話#10日間のアーティストチャレンジ

次世代自動走行車のアート装飾を手掛けた話#10日間のアーティストチャレンジ

2020/05/25

今回は”関西電力”さんが開発されていた次世代自動走行車”iino”のアート装飾を手掛けたときの話をしたいと思います。

まさに”編み込みの鬼”と化した12時間の様子を是非ご覧ください。

目次

#10日間のパフォーマーアーティストチャレンジルール

毎日パフォーマー/アーティストの人生の1日から画像を選択します。パフォーマンスや、ショーの最中に感動した又は、思い出深い瞬間の写真を説明なしに投稿。次に挑戦する誰かを指名します。10日間、パフォーマンス写真10枚、指名10人(無理のない人数で)説明。

既にバトン破産宣告している私ですが、指名なしということで10日間便乗させて頂きます♪

iinoってなんですか?

iinoとは、関西電力が開発している低速自動走行モビリティーの名称です。時速5㎞というまるで歩いているような速度で移動できるのが特徴です。iinoにはいくつかのセンサーがついており自動で運転してくれます。街中や観光地など、様々なシーンで可能性が膨らむ次世代自動走行車。それがiinoです。

制作に費やした時間は約12時間

こちら近鉄アート館で行ったイベントですが夜中の制作で12時間かかりました。
大きさが横幅だけで3mと書くあるものを立体的かつ不規則にウェーブを付けた状態で編み込むというのは正直言って超ド級の匠の業です。

これを実現できたのは、はるちゃんという最強のパートナーのおかげ。たった2名ひたすらにエックス編みを行い続けるのはなかなかのものでした(笑)

まるで生き物のような機械

この作品は、”自動でまるで地面を這うようにゆっくりと走る車”であるiinoのイメージを参考に”金属生物”のようなものイメージしてデザインしました。メタリックな風船にパターンを付けて編み込んだおのを、不規則につなぎ合わせて、形がかわっていくようなぼこぼことした表面を再現。触覚はセンサーとなり障害物を感知するのです。”機械なのに有機的”であり”規則的なのに不規則”である制作工程に未来の可能性を詰め込みました。

そうしてできあがった作品は、開発者の方の手によってさらに形を変えていきます。プロジェクターで音と光の演出が行われたり、車からスチームを吐き出したり、DJブースになってみたりと、まさに可能性があふれる一日でした。

見た人の反応は?

”これはいったいなんなんだ!?”というのがまず一番の印象だったように思います。そして、一番多く言われた感想は”風の谷のナウシカに出てくる王蟲みたい”という者でした。確かに言われれてみればそうだなぁと思いました。とにかく”なんかすごい”という反応がなかなか面白かったです(笑)

最も”アート”を意識した現場となった

ということで、今回はしっかり”アート”という感じでバルーンアートに携わらせていただきました。自分が伝えたいことを無形の形で表現するという機会はあまりないのでとても楽しく本当に新鮮でした。実はそういう事を仕事にしているバルーンアーティストって意外と少ないです。

”バルーンアーティスト”なんて言いますけど、バルーンの仕事に関わる人間がやってることはもっぱらの”工作”や”デザイン”です。乱暴に言うと”アートっぽい工作やデザイン”をやってるにすぎないのではないかと思っています。

でも、これに関しては万人受けとか度外視して、アイデアやコンセプトを中心に制作したので本当に楽しかったです。機会を頂いて本当にありがとうございました。

おわりに

ということで今回はiinoの装飾を行ったときのお話でした!
fringeの時もそうでしたが、もしかしたら私は、”クジラとビル”みたいに何かありえないものを組み合わせて作るシンプルなのに違和感のある作品にアート性を感じるのかもしれません。皆さんもぜひ一度、バルーンアートでアートを感じてみてくださいね。

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