バルーンアートイベントでトラブル回避！現場で起こった問題と解決策

こんにちは。風船使いたけむぅ〜です。

 

「バルーンアートで子供たちを笑顔にしたい」なんて考えているお客様は、基本的に心が綺麗で素敵なお客様たちばかりです。そういったお客様の声に全力でお答えしているので、ありがたいことにたくさんのリピーターの方にご利用いただいております。中にはすごく大変な現場もありますが、そこはトラブルも予想しながら現場をうまくまわすのもバルーンアーティストのスキルの一つだとは思うので、そういう対策も普段からしており、経験を踏まえた対策やアドバイスなども行なっており、クレームなどはほとんどありません。それでも、やはり数年に１度レベルで時々はすれ違いや行き違いからトラブルに発展するケースもあります。

 

今回はそういったトラブルにならないために、現場で困ったことやトラブルに発展したケースをご紹介させていただきたいと思います。

 

トラブルに発展する多くの理由

トラブルに発展するケースで多いのは、誰か仲介の方を挟んでの場合が非常に多いと感じております。例えば、依頼者さんと弊社の間に、広告代理店のご担当者様だったり、仲介も兼任しているパフォーマーやアーティストを挟んでいるケースがあります。それが１社ではなく、２社、３社挟んでいる場合もあり、そうした際の連絡の行き違いがトラブルを招く多くのケースとなっています。

 

トラブルの実例

先日、10月28日に大阪にある某冠婚葬祭を行なっている施設のイベントに参加いたしました。こちらのイベントでは、10：00〜15：00の施設内でのバルーン無料配布で、昼に６０分の休憩、1時間ごとに１０分の休憩のスケジュールで依頼されておりました。配布の内容は、暇なときは２〜３本使った風船、混んでいるときは１本の風船で簡単なものを配るというものでした。こちらかの要望としましては３つ。①机と椅子をご用意いただくこと。②行列ができすぎると休憩ができないので時間になったらお客様を止めてもらうこと。③チラシにバルーンの掲載がないので「バルーンプレゼントコーナー」「無料プレゼント」などのPOPをご準備いただくこと。以上のことをおねがいしておりました。

 

しかし、当日現地にいきますと、POPの掲示はまったくない状況で、バルーンアートは無料ではなく百円の金券チケットと交換の「有料」での配布でした。もちろん金券の管理もこちらで行ってほしいということに。

さらに、屋内ではあるものの直射日光があたる場所でした。これでは紫外線で風船が劣化し、割れやすくなってしまいます。

さらに、開始してからスタッフの方が列の管理にきてくれることはありませんでした。また、実施場所が奥まった場所であることから、行列が柱と壁で奥が見えず状況を把握することが難しい状況でした。

チラシにも掲載されていないので、私からバルーンをもらった方をみて別の人がもらいにくるという状況です。当然、バルーンを欲しがる方は後半に集中します。そのため、後半の休憩を諦めることになりました。

 

その後、抽選会を終えた同じ階のお客様がいっきに並び、終了４０分くらい前に長蛇の列が。普段ですと無料配布なので、作る作品を簡単にして早く捌けば終わります。しかし、今回有料でバルーンをプレゼントしているためクオリティを下げることができません。

列の整理をしてもらうために担当の方に電話をするも、お忙しかったようで止めることができず、何度か電話してようやく５分前に来てくださった時には、すでに時間内に終わらないほどたくさんの人が並んでおりました。しかも、その方がは複数組の方を代表して並んだりしておられたので、1人にあたり5個くらい作らなければならず、３０分以上は確実に時間オーバーするような環境でした。

あまりにも聞いていた話と違うので「このままだと延長してしまうので並んでいるお客様をお断りしていただくか、延長してもよいですが延長料金が発生します。」とお伝えし、延長料金について「大丈夫です。お願いします。」と、了承いただいたため３０分延長してそのまま制作をいたしました。そこでようやくスタッフの方が並ぶのを止めてくださるようになりました。「延長料金」については代理店を通じて後日連絡するとのことでした。そこで、知人に連絡をして、「延長して、延長料金についてもお客様の許可を得ているので、確認してもらっていくら請求したらいいか連絡をください」と伝えました。しかし、数日たっても連絡はなく、さすがに不誠実だと感じた私は再び連絡をして、結局本日ようやく連絡と紹介してくれた方を介して連絡があり、入金がありました。しかし、私が延長費用を請求したことについて、その上の方が不満を持たれていたようで、他の方々から「○さんがたけむぅーさんが延長費用を請求してきた。ありえない。と、悪く言っていたよ」という話を聞くに至りました。これが一連のトラブルの内容です。

 

間に３社挟んでいた

結局色々状況を探っていきますと、実施先（依頼者）から私の間に、イベント代理店→某マジシャン→知人バルーンパフォーマーの３社を挟んでいたことがわかりました。私の知人は必要なことを伝えてくれていたので、その上のどっかで現場への情報が止まっていたのか、もしくは当日急な変更があったのか。何にせよ、事前情報があまりにもないため、どこでどういう状況になっているのかわからず、トラブル（時間延長）となってしまったわけです。それに、私はお客様の許可をとり、その上で代理店の方に費用について確認をとって連絡してくださいとお伝えしていただけで、無理に「絶対請求します！」と言ったわけでもありません。つまり、伝言ゲームのどこかで、私が「勝手に延長して料金を請求してきた」という話になっているわけです。それも、LINEも直接知っているのに私には言わずに、繋がりのなさそうな人に影でこっそり文句を言っているという状況。これではもう２度と信頼関係を築くことはできません。つまり、いろんな場面で第三者を複数人挟んでしまったことが、今回のトラブルの原因だということです。

 

誠意のある対応であれば延長料はサービスすることも

実際問題、現場がさまざまなトラブルで３０分くらい時間が押すこともあります。イベントとは、予期しないトラブルがつきものだからです。そのような場合で３０分くらい延長することになったところで、延長費用を請求することは、余程の長時間ではない限りほとんどありません。しかし、今回に限っては、現地で場所だけ教えてあとはほったらかし。事前に聞いてたことと全然違う情報と不十分な対応の中でのイベント実施となり、明らかに予期できたトラブルを放置された結果の延長です。私に一切の責任がなく、明らかに人為的な延長です。「２度とここから仕事が来なくても良い」という覚悟のもとで、延長料金という話をさせていただきました。大事なのはお金じゃなくて、気持ちの問題です。

 

このようなトラブルを起こさないために

今回のようなトラブルを防ぐためには、結局間に多くの人間を挟まないということが最も重要です。おそらく直接やりとりをしていたら、このような事態にはならなかったと言えます。そもそも、バルーンアートのことをよく知らない方にバルーンアートの仲介を頼むことが大いなる間違いと言えます。知人を紹介してあとは丸投げなのに仲介料を取るというのは、結局お客様にとってもデメリットでしかありません。費用は高くなる上に、このようなトラブルを招く原因になるからです。ここで誤解してほしくないのは、悪いのは決して「マジシャンに頼むこと」ではなく「バルーンのことをよく知らないのに丸投げしてくる人」ということです。間に代理店や仲介を挟むことで、現場がスムーズに行くケースももちろんありますが、スムーズに行くのはその仲介者さんがお客様と演者の両方とうまくコミュニケーションがとれているからであって、適当に丸投げして中抜きをするような方を挟んでもなんの得にもなりません。

 

トラブルを起こさない仲介業者の特徴

トラブルを起こしてしまうと、余計な費用がかかったり、企業のイメージが悪くなってしまったりとお客様にとっていいことが一つもありません。そのようなことがないように、優良な仲介業者さんの特徴を紹介します。

まず、連絡が密にとれるという点がなにより重要です。次に、依頼する内容をその方本人が好きであるということも重要です。そして、YESマンではなく、無理なものは無理と良い、より良い方法を提案してくれる方が最も信頼できるといえるでしょう。私の信頼している仲介者の皆様は、皆このような特徴があります。また、信頼関係があるので何かトラブルになりそうなことがあっても、直接話をしてすぐに解決します。私自身も仲介を行うことがあるので、そのような方々のやりかたを見て学ばせていただき、そのように立ち振る舞うことをいつも心がけています。

 

まとめ

優良な仲介業者を介することで直接お願いするよりもスムーズに進むことがある一方で、粗悪な仲介業者を介したり、複数人の仲介業者を介することでトラブルを招く多くの要因になることも事実です。仕事欲しさになんでも泣き寝入りして我慢するパフォーマーも多いですが、良いパフォーマンスを行う演者はこのような仲介業者からはどんどん離れていきますので、長い目でみると結局お客様に多くのデメリットを招くことになりますので、ぜひとも仲介業者はお選びいただきますようお願い申し上げます。

 

弊社、兵庫県にある会社ですが、全国各地のアーティストやパフォーマーと繋がりがあり、弊社自身もバルーンアートに関してさまざまな実績をもつ企業です。大阪、兵庫、滋賀、奈良、和歌山、京都などの関西圏だけではなく、東京や九州、北海道まで各地で活躍しておりますので、バルーンアートのイベントをご検討の際はぜひともご連絡お願い申し上げます。