飛行機でバルーンアートの持ち込みはは大丈夫?
2024/12/03
こんにちは。たけむぅーです。
旅先や友人の結婚式などで、バルーンアートを貰ったり、逆にプレゼントしようと考えたときに、移動手段が飛行機で困ったり、躊躇ったりした事はありませんか?今回は「飛行機にバルーンアートを持ち込めるのか?」という話についてご紹介いたします。
目次
バルーンアートは飛行機では運べない?
私も誰から聞いたのか分からないのですが、昔、バルーンアートは飛行機には持ち込めないと聞いたことがありました。誰から聞いたのかは大昔すぎて覚えてませんが、「毒ガスなど危険なものが入れられる可能性があるのでダメ」「気圧の変化で割れてしまうから迷惑になる」みたいな事を言っていて、ずっと「あぁ、そうなんだ」と思って調べた事もありませんでした。しかし、Xのフォロワーさんが「持ち込める」という内容のツイートをしていたので、真相を調べてみました。
Yahoo知恵袋では?
Yahoo知恵袋によると、"膨らませた風船は機内に持ち込めない"と、書かれています。参考リンク
理由としては、①ヘリウムガスは危険物になるので持ち込めない。②空気の場合は危険物に相当しないが、気圧変化で割れてしまうので他のお客様の迷惑になる。というもので、萎ませた状態での持ち込みでなければならないと記載されています。
多少ニュアンスが違いますが、確かに私の聞いた話と一致する部分がありますね。また、預け荷物としてならば運搬可能なのかが気になるところです。
航空会社(ANA)の記載は持ち込み可
というわけで、実際どうなのかを航空会社ANAのHPを見てみたところ、「風船:可※2」の表示が。※2の部分には、以下の通り記載されています。
"(*2) 膨らませた状態の風船は、破損防止の為、ご自身の手荷物の中に収納が可能な場合のみ可。
手荷物の中に収納出来ない場合は、空気を抜いた状態であれば機内持ち込み、お預け共に可能です。"
というわけで、どうやら膨らんだ状態の風船でもで手荷物の中に入れば手荷物として持ち込み可能なようです。また、こちらの内容は国際線も同様となっており、膨らんでいても規定のサイズに治れば、機内持ち込みできるようです。
ANAチャットでも確認してみた
しかし、Yahoo知恵袋には機内持ち込みが不可と書いてあり、「空気を抜いた状態であれば〜」の一文が気になりましたので、念のためANAに直接問い合わせてみました。結果、手荷物の中に入りさえすれば、"機内持ち込み"も"預け荷物"共に可能とのことで確認が取れました。こちらの手荷物は、紙袋などでも構わないとのこと。但し、中から出てこないように梱包する必要があるようです。空気を抜いた状態であれば、その必要もないという認識で問題なさそうです。
ヘリウムガスは大丈夫なのか?
そこでもう一つ気になるのは、内容物(ガス)の問題です。こちらもHPを参照したところ、希ガスであり非可燃性のヘリウムガスは危険物に相当しないということがわかりました。参考元リンク
高圧ガス(ボンベやスプレー缶)の状態では、恐らく別の問題があるでしょうが、少量であれば問題はなさそうです。(ヘリウム自体に毒性はないので)
バルーンアートの持ち込みに伴うリスク
どうやら、バルーンは手荷物として持ち込めないという認識を改める必要がありそうです。但し、割れても自己責任。気圧変化がある以上、実質的に持ち込めなければ意味がありませんので、そこの所について私の見解を風船の種類ごとに述べさせていただきます。
ヘリウムブーケなどは実質無理?
ヘリウムを使用した浮かぶメタリックの風船については、実質的に膨らんだ状態での飛行機での運搬はほぼ無理ではないかと推測されます。理由としては、アルミ性の風船は伸縮性がないので、風船が張った状態から膨張すると確実に破裂します。膨張率はかなりのもので、平地から山へ行っただけでも割れることを配慮して制作するのに、飛行機なんて破裂しそうです。なので、実質的に膨らんだ状態での持ち込みはかなり難しいでしょう。
方法があるとすれば、浮力が足りるギリギリのラインまでエアを抜き、飛行機を降りてからヘリウムか空気を補充するという方法です。また、かなり強度の高いアルミ風船や伸縮性のある一部の商品ならワンチャン耐える可能性も多少あるかな?くらいの話しですが、一般の方にその見極めは難しいのではないでしょうか。
空気を使ったメタリックバルーンの場合
空気で膨らませたメタリック風船は、そのまま逆支弁がついているものならば、一度空気をぬけば簡単に持ち込み可能ですが、シーリングされているタイプのものは空気が抜けないので不可と予想されます。また、スティックタイプのものは空気を抜くために一度スティックから外す必要があり、付け直すのはそれなりにコツがいるので一般の方には難しそうです。
ゴム風船の場合
ゴム風船の場合は、一度空気を抜いて膨らませるということが不可能ですが、そのままの状態で持ち込める可能性はあります。理由としては、ゴム風船には伸縮性があり、膨張しても破裂せずに耐える可能性があるからです。実際に私の知り合いで、私の作ったプードルを鞄に入れて移動した方もおりますので可能そうです。但し、ボンドなどで固めて長持ち加工されているバルーンは伸縮性が損なわれていますので割れるリスクが高まります。また、作品の作り手の性質や制作からの時間経過によっても、割れやすさが変わる(空気圧の問題)ので、必ず無事に運べるというわけではなく、ワンチャン行けるかも?くらいで考えた方が良いと思います。
まとめ
というわけで、結論としては、「航空会社的には、手荷物に入りさえすれば、機内持ち込み、預け荷物共に持ち込みは可能」しかし、「ヘリウム風船は実質ほぼ無理」「ゴム風船ならワンチャン行けるかも?」というのが私の見解となります。空気が抜ける風船を選び、空気を抜いて持って帰った後で再度膨らませるのが無難でしょう。飛行機移動の際は、バルーンの購入は控えた方が無難です。
イベントやテーマパークなど、旅先でバルーンを目にしたり、旅先の知人にバルーンをプレゼントしようと思ったことのある方はぜひ参考にしてみてください。
また、利用する航空会社や時期よっても規定が変わる可能性がありますので、必ず、利用する航空会社に風船の取り扱いについて、ご自身でご確認していただだくようよろしくお願いします。
こちら私自身が検証したわけではないので、もし「いけたよー!!」とかいう方がいれば、情報をお寄せいただけると幸いです。それでは!
追記:読者からのメッセージ
早速反響いただきましたので追記させていただきます。ゴム風船であるツイストバルーンの作品を持ち込んだことのある方から、かなり高確率で無事だったというコメントが複数寄せられました。やはり伸縮性がある分割れるリスクが少ない様です。(かといって100%大丈夫か?と言われたら違うと思いますが)
また、航空会社の方でも詳しくないまたは情報の古い方がいるようで、時々止められることもあるようです。その場合は、ぜひこのブログに掲載した内容を参考に相談していただけると幸いです。(事前に航空会社に確認するのがベストですが)
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