バルーンアートで長く楽しむ！長期間持続するバルーン作品の魅力とは？

長期間持続するバルーン作品は、ショッピングモール、展示会、レストラン、ホテルなど様々な業種で利用されています。その中でも、季節展示や展示会などは、長期間の展示を希望されることが多く、バルーンアートとしてのデザイン性はもちろん、耐久性や耐候性が求められます。そこで、長期間持続するバルーン作品の必要性が求められます。

長期間バルーン作品を持続させるには、高品質の素材や材料を使い、更に厳密で特殊な制作技術が必要とされます。また、定期的なメンテナンスをすれば長く楽しめる場合もあります。例えば、適切な温度や湿度を維持すること、風や日差しから守ること、必要に応じて補修や交換をすることなどが挙げられます。これらについて今回は詳しく説明していきたいと思います。

そもそも、なぜイベントやパーティーなどでバルーンアートが人気なのでしょうか。その理由は、色とりどりの風船を使った創造的な作品が楽しめることもそうですが、風船は私たちにとって身近な存在であり、大人から子供まで、より多くの人が楽しいと感じるツールでもあるからです。

さらに、バルーンアートは自ら制作を体験することもでき、参加者同士を繋ぐ楽しいコミュニケーションの場にもなります。作品制作に戸惑っている人や、うまくできなかった人には周りの人がアドバイスや手助けをすることができ、そこからチームワークも生まれます。 また、バルーンアートは創造力を刺激するため、子供の発想力を広げたり、大人のストレス解消にも役立ちます。独特な形の作品を創作することで、アート的な感性を育成することができるでしょう。 最近では、バルーンアート制作の体験イベントも増えており、風船を手に取ったことがない方でも気軽に楽しめるようになっています。そのため、バルーンアートは今後も人気が続くことが予想され、多くのイベントやパーティーで活用されていくことでしょう。

バルーンアート装飾は、そうした誰もが”楽しい”と感じた記憶を思い出させてくれます。空間を風船で彩ることで、楽しかった時間を思い出し、人々を自然と楽しい気持ちにさせるのです。そうした演出に非常に効果的であるため、バルーンアートはイベントやパーティで重宝されています。

また、膨らませた部屋いっぱいの装飾も、割って仕舞えばゴミ袋１袋程度になるためゴミ処理や搬入搬出に手間がかからないのもメリットの一つです。

そんな、素晴らしい作品を長時間展示したいと思うのは誰もにとってとても自然なことではないでしょうか。それでは、どんな作品が長時間展示可能なのか、それをどのように制作するのかなどを詳しく説明していきましょう。

 まず、長く楽しむことができるバルーン作品には、デザインや使われる素材などが大きく影響します。より長く楽しむためには、丈夫な素材を使用する必要があります。例えば、ゴム風船であれば、100円ショップなどで売られている風船よりも品質の良いものを使用しています。また、ビニール素材や、メタル素材（フィルム風船）は、ゴムに比べて持続時間が非常に長いのが特徴です。

例えば、９インチのゴム風船にヘリウムガスを入れて浮かせると約８時間程でガスが抜けて落ちてきます。しかし、メタル素材のものでバリア性能の高いものは、環境にもよりますが約１ヶ月程度浮遊し続けているものもあります。また、ゴム風船は屋外に設置すると、紫外線や風による劣化で3日程度で色褪せて割れが目立ちますが、ビニル素材の風船なら数ヶ月間持続可能です。

このように説明すると、ゴム風船が他の素材の風船よりも劣っていると思われるかもしれませんが、そんなことは決してありません。ゴム風船の最大の魅力は、その制作の自由性によるオリジナリティの高さ。そして、手軽さです。大きなものから小さなものまで自由になんでも作れる上に、搬入や搬出に手間がかからず、安全でさらには環境にもやさしい素材というのは他にありません。つまり、ほとんどゴミが出ないのです。また、独自の質感や光沢とふわふわした感触は人間の本能に直接働きかけ、楽しい気持ちにさせてくれます。

しかし、細長い風船の加工には作り手の技術が非常に大きく影響します。基本ができていない捻り方だと、制作途中に小さな穴が空いてしまい、すぐに萎んでしまいます。ですから、なるべくバルーンにダメージが出ないように制作する必要があります。また、更に長時間持続させるためには、あらゆる素材のバルーンが均等に萎むように設計する必要があります。 これらに気をつけて制作すれば、1日で萎んでしまうバルーンが、1週間ほど楽しめるようになります。また、特殊なボンドをバルーンに注入して制作すれば、環境にもよりますが１ヶ月程度長持ちすることも可能です。更に、透明なビニール素材の中でゴム風船を膨らますことで、バリア性能を向上させて長時間持続させるという方法もあります。

また、風船の膨らませ方によっても、その持続時間に大きく影響します。例えば、口で膨らませた風船は二酸化炭素を多く含んでいるので天然ゴムとの相性の問題でポンプなどで膨らませた作品よりも早く萎んでしまいます。プロのアーティストの中には、持続させるために窒素ガスを使用する人もいるくらいですが、空気はそもそも８０％ほど窒素を含んでいるので、そこまで大きな差がでるとは言えませんので通常の空気で十分でしょう。さらに、ヘリウムガスはプカプカと浮いて楽しいですが、分子が非常に小さいため、早く萎んでしまいます。

このように、バルーンアートは素材や加工方法により持続期間が大きく異なるため、少しでも長持ちするバルーンアートを必要とするならば、パフォーマーではなく制作をメインとした知識や技術、経験豊富な専門家に依頼すると良いでしょう。

バルーンアートの作品は、その美しさや面白さから長期間楽しめるものです。しかし、作品の素材である天然ゴム素材の風船は空気を含んでいるため、そのまま保管しておくと徐々に空気が抜け、形が崩れてしまいます。そこで、バルーンアートの作品を長期間楽しむためには、適切な保管方法が必要です。

まず、作品が直射日光や湿った場所に置かないようにすることが大切です。天然ゴムは紫外線や温度変化、湿気に敏感で、劣化が進み、割れて形が崩れやすくなってしまうため、湿気の少ない日当たりのない涼しい場所で保管するようにしましょう。屋外などでバルーンをもらった場合は、ビニール袋などに入れておくと良いでしょう。また、夏場など暑い日は車で保管するのもおすすめしません。空気が膨張して破裂してしまうケースがあるからです。特に、メタル素材やビニール素材の風船は、膨張に耐えきれずに破裂してしまうことが多いため、一定の温度を保つように保管してください。

風船は非常に加工がしやすく便利で楽しいツールですが、その反面いつか必ず萎んでしまうというデメリットもあります。しかし、その瞬間しか楽しめないものだからこそ、それが特別な時間となり、楽しい気持ちは花火のように記憶にいつまでも残ります。それがバルーンアートの魅力です。また、長期間保存可能な素材は、ゴム風船に比べて自由度が低くデザインがある程度限られてしまいます。長時間持続すれば良いというものではありません。

バルーンアート作品を注文するときに最も大切なことは、時間とデザインと費用のバランスに調和が取れていることです。このコラムに書いた内容は、ごくごく基本的なことであり、これ以外にも様々な理由により持続時間は変動しますので、バルーンアート作品をイベントで利用したいと考えた方は、様々な実績と経験を持つ弊社までお問い合わせください。ご相談の上で、最適なご提案をさせていただきます。